カタンのジュニア版が遂に発売!さっそく遊んでみたのでレビュー

小学生向け

2023年10月13日、待望の「カタン:ジュニア版」が発売されました。もちろんボードゲーム大好きな筆者も、子供たちと遊ぶために早速購入!

ですが、6歳以上から遊べるとのことですが、小学生ぐらいでも本当に遊べるのでしょうか?カタンって難しいイメージがありますからね。実は、僕も買う前から気になっていた項目の一つだったので気になるところです。

そこで、日本語版の発売により、子供とカタン:ジュニア版で遊んでみようと思った方や購入まで迷っている方の悩みを当記事で解決します!また、筆者が実際に購入して遊んでみたレビュー・そしてSNS上の評判をお届けします。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読むとわかること
  • カタン:ジュニア版のルールや遊び方
  • カタン:ジュニア版を実際に遊んでみての感想やSNS上の口コミ
  • カタン:ジュニア版のメリット、デメリット
  • カタンの拡張版

カタン:スタンダード版との違い

カタンのスタンダード版とジュニア版との違いについて表にまとめてみました。

項目スタンダード版ジュニア版
メーカーGPGP
値段2,627円~4,200円~
プレイヤー数3~4人2~4人
対象年齢8歳以上6歳以上
プレイ時間60分30分
ゲームの主な違い「交渉」がある。「交渉」がない代わりに「交換」がある。

カタンのジュニア版は、通常版に比べて難易度が低く、6歳からでも遊べるのが魅力です。プレイ時間も60分の中量級ボードゲームに比べて、ジュニア版は30分と短く子供でも集中して遊ぶことができます。

また、ジュニア版では交渉がないため、ゲームの展開がよりシンプルになり運の要素が強くなります。

カタン:ジュニア版の内容物

  • ゲームボード…1枚
  • 海賊キャンプ…28個(4色×7個)
  • 海賊船…28個(4色×7個)
  • ココカード…16枚
  • 資源チップ…90枚(木材・パイナップル・サーベル・金貨・羊毛各18枚)
  • コスト表…4枚
  • クロウ船長コマ…1個(透明スタンド付き)
  • サイコロ…1個
  • 取扱説明書…1部

ジュニア版でも中身は盛りだくさんです。細かい部品が多いので、小さい子供による誤飲には注意してください。

また、細かくて無くしやすいです。チャック付きの袋が付属で付いていないので、チップを入れる袋があると便利です。

カタン:ジュニア版の準備

カタンのジュニア版は、子供向けのボードゲームながら準備が大変です。順を追って準備方法を説明していくので参考にしてください。

カタン:ジュニア版の準備手順
  • STEP.1
    ゲームボードを置く

    まず始めに、ゲームボードを中央に置いてください。裏表があるので、遊ぶ人数によって遊ぶ面を選択しましょう。

    ①3~4人の場合は表面(鳥のココが4匹描いてある面)

    ②2人の場合は裏面を使用する(鳥のココが2匹描いてある面)

  • STEP.2
    コスト表を選ぶ

    まず、ボードに描かれている鳥の好きな色を選びます。

    次に、選んだ色に該当するコスト表を選び自分の手元に置きます。

  • STEP.3
    サイコロを準備する

    サイコロはボードの横に置いておきます。

  • STEP.4
    海賊キャンプと海賊船を用意する

    担当する色の海賊キャンプと海賊船を、それぞれ7個ずつ用意して自分の手元に置きましょう。

    ちなみに、2個ずつの船の予備も入っているので、万が一無くしたときは使いましょう。

  • STEP.5
    海賊キャンプと海賊船をボード上に置く

    次に、ボード上の島に注目してください。ところどころに、自分の色のマスがありますよね。

    その場所は、「初期位置」となるので海賊キャンプと海賊船をそれぞれ2個ずつ置きます。

  • STEP.6
    クロウ船長を6番の城の上に置く

    画像のように、クロウ船長にスタンドを取り付けて城の上に置きます。ただし点線の〇部に置くのではなく城の上に置いてください。

  • STEP.7
    ココカードをゲームボードの隣に置く

    緑のオームが描かれている「ココカード」を混ぜてゲームボードの横に置きましょう。

  • STEP.8
    資源チップを用意する

    計90枚の資源チップを各項目に分けます。(我が家ではすでに袋入れ済)

    分けたチップは「共通ストック」としてプレイヤー全員が引けるように中央に置いておきます。

  • STEP.9
    ゲームボードの浮き輪にチップを置く

    ボード上の横に描かれている浮き輪5つに、それぞれの資源チップを1枚ずつセットしましょう。

  • STEP.10
    資源チップを配る

    最初はチップを持っている状態でスタートします。

    チップは、

    • 木材チップ×1
    • サーベルチップ×1

    の各1個ずつが、プレイヤー全員に配られます。

以上で準備は完了です。カタンより物が少ないですが、準備だけでも結構大変ですよね。

カタン:ジュニア版の遊び方やルール

さて、準備が完了したところで実際の遊び方や、カタン:ジュニア版によるルールを説明していきます。

順番が回ってきたときは、以下の行動を取ることができます。

  1. サイコロを振る
  2. 建設
  3. ココカードを引く
  4. 交換

大きな行動は以上となります。浮き輪のチップとの交換以外は、資源がある限り何回でも行動可能です。

サイコロを振る

とにかく1番始めはサイコロを振ります!出た目によって行動方法が変わるので注意してください。

1~5が出た場合

出た目の数字が描かれている島をみてください。たとえばここで「3」が出たとします。そうしたら3番の島の海賊キャンプの保有者は、海賊キャンプの数分、資金をもらうことができます。(手番の人以外もチップをもらえます。)

もらえるチップの種類は島に描かれている資源です。

6が出た場合

6が出た場合、クロウ船長を好みの島に追放しなければなりません。その後、移動させたプレイヤーは、その島の資源を2枚もらうことができます。

それ以後は、サイコロを振ってクロム船長のいる島にあたってしまったら資源をもらうことができませんので注意が必要です。

建設

手持ちの資源チップを払って、海賊キャンプか海賊船を製造することができます。必要になる材料は自分のコスト表に載っているので確認しておきましょう。

しかし、建設するときもルールがあるので注意してください。

  • 海賊キャンプを作るときは、船に隣接していなければならない。
  • 船を作るときはキャンプの隣に隣接していなければならない。
  • 資源が無くなるまで何回でも建設できる。

つまり、隣り合った建物を交互に置いていくイメージです。

ココカードを引く

コスト表に描かれている資源を払うことでココのカードを1枚引くことができます。(資源を払えば何回でも引くことが可能です。)ココカードにはそれぞれ画像のような効果があります。

使ったココカードは自分の手元に置いておいてください。

ココカードを最初に引いた人は、6番の城に海賊キャンプを置くことができます。その後は、ココカードを引いた枚数の多い人が、海賊キャンプを置くことができます。

つまり6番の城では、自分のキャンプや相手のキャンプが、ココカードを引くたびに入れ替わることになります。

交換

自分の欲しい資源を手に入れたいときは交換というアクションを取ることができます。

共通ストック1枚と手持ちの資源2枚とを交換することが可能です。

手番中は何回でも交換することができます。

カタン:ジュニア版を遊んでみてのレビュー

カタン:ジュニア版を実際に遊んでみての筆者のレビューや、X(旧ツイッター)に書かれていたレビューをまとめたので参考にしてみてください。

筆者の場合

筆者せご
筆者せご

カタン:ジュニア版はカタン初心者や子供と遊ぶのに最適!

  • カタン初心者や子供とカタンで遊ぶための登竜門として最適。
  • 大人でも覚えられるか心配だったが、小学生低学年(8歳)の子供でも問題なく遊べました。
  • 幼稚園児と遊ぶのは、まだ難しそうだった。

最初はルールが多いので、小学生の子供も覚えるのに多少時間がかかりましたが、徐々に細かいルールも覚えていくので心配する必要はありません。

幼稚園生の場合、無理というわけではありませんが、まだ発売されたばかりなので少しずつ遊んでいきます。

他の利用者の口コミやレビュー

カタン:ジュニア版の発売前から、子供と遊びたいという親御さんが数多くいました。発売後もその人気を博したまま、SNS上では「絶対買う!」といった声が数多くあります。

しかし、発売されたばかりのため、まだプレイ内容に関するレビューは少ないのが現状です。今後、プレイ内容に関するレビューを随時更新していきますので、ぜひご期待ください。

買って分かった!カタン:ジュニア版のメリット

筆者は、カタン:ジュニア版を買って実際に遊んでみました。その中で、いくつかのメリットを感じたので、以下に紹介していきます。

1から育てるのが面白い

カタンの魅力の一つは、無人島という何もない状態から資源をもとに島を作りあげていく点が挙げられます。

これはカタン:ジュニア版になっても変わりません。

筆者せご
筆者せご

縄張りを広げた海賊キャンプで、資源を大量に摂取したときは快感です。

子供でも理解しやすい

カタン:ジュニア版の特徴は、子供でも理解しやすいことです。

親が理解した上でゲームに望むのはもちろんですが、通常版に比べると複雑さが抑えられており、簡略化された部分が多いのは嬉しいところです。

プレイ時間が長すぎない

カタン:ジュニア版のプレイ時間は約30分です。これはボードゲームの中では程よい時間であり、子供でも集中して遊ぶことができます。

また、勝利条件が「海賊キャンプを7個置く」というシンプルなものなので、子供でもわかりやすく、早くに達成感を味わうことができます。

買って分かった!カタン:ジュニア版のデメリット

実際にカタン:ジュニア版で遊んでみて、いくつかのデメリットも感じました。以下に紹介していきます。

チップが多い

カタン:ジュニア版は、

  • 資源チップ…90枚
  • 海賊キャンプ、海賊船…28個

というように数が細かく多いため準備と片付けが大変です!また、紛失しやすいというデメリットもあります。

対策としては、ジップロックや袋などで仕分けすると便利です。

1人あたりの手番が長い

カタン:ジュニア版では、自分が手番のときにサイコロを回すほかにできるアクションがさまざまなため、1人あたりの使う時間が長くなりがちです。1回の手番で、

  • 建設
  • ココカードを引く
  • 交換する

といった行動を、資源がある限りできるので、待つ時間が必然的に長くなります。特に資源が潤う終盤ですね。

子供と遊ぶ場合は、1ターン1アクションのみといったオリジナルのルール作りなどが必要になるでしょう。

カタン:ジュニア版に関するQ&A

筆者がプレイしていてもこの部分はわからないだろう。ということや説明書に書かれていたプレイする

上での疑問をまとめたので参考にしてみてください。

浮き輪のチップが全部同じになったら?

A.浮き輪上のチップを共通ストックに戻した後、再度5種類のチップを浮き輪に置きます。

ココカードがなくなったら?

A.ココカードが無くなったら補充はしません。ゲームが終わるまでココカードは引けないままとなります。

共通ストックがなくなったら?

A.共通ストックがなくなった場合、全員が手持ちの資源を共通ストックに戻し、ゲームを再開します。

たとえば、木材が共通ストックからなくなった時点で、全員が持っている木材を共通ストックに戻します。

カタン拡張版シリーズ

カタンのジュニア版を紹介してきましたが、カタンには拡張版もたくさんあります。

拡張版は、ゲームの展開をより面白く、奥深いものにすることができます。ぜひ、お好みの拡張版を見つけて、カタンをより深く楽しんでください。

カタン:スタンダード版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
2,627円~3~4人60分8歳以上

カタンの通常版は、無人島から始まり、いかに先に自分の島を発展させるかを競う王道のボードゲームです。ジュニア版と違って「交渉」があり、より戦略的なゲームを楽しむことができます。

以後紹介する拡張版は、こちらの通常版がなければ遊べないので注意してください。

ジーピー カタン:スタンダード版

カタン:5~6人用拡張版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
1,500円~5~6人90分8歳以上

純粋なルールをベースに、遊ぶ人数を5~6人まで増やす拡張版です。内容はシンプルながら、資源や島のタイルが増えることで、より奥深いゲームを楽しむことができます。

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カタン:都市と騎士版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
2,983円~3~4人120分12歳以上

カタンの都市と騎士版は、通常のルールに加えて騎士の育成要素が追加された拡張版です。そのため、より戦略性が求められ、難易度も高くなります

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カタン:商人と蛮族版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
3,273円~2~4人90分8歳以上

5つのシナリオと4つの選択ルールが加えられた拡張版です。

商人を使って、他のプレイヤーと資源を交換したり、蛮族が襲来し、プレイヤーの街を破壊したり、資源を奪ったりとイベントがたくさん追加されています。

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カタン:探検者と海賊版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
4,155円~2~4人100分10歳以上

探検者と海賊版の最大の特徴は、探検と海賊の要素が追加されたことです。

また、海賊が襲来し、プレイヤーの街を破壊したり、資源を奪ったりすることもあります。

カタン:宇宙開拓者版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
9,200円~3~4人120分12歳以上

カタンの宇宙開拓者版は、通常版とは全く異なるスケールの拡張版です。

島の代わりに宇宙船の資源を獲得し、宇宙船を建設して得点を得るのが目的となります。

カタン:航海者版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
3,024円~3~4人75分8歳以上

航海者版の最大の特徴は、海の要素が追加されたことです。海上には新たな資源が存在し、船を建造して海を航海することで、それらの資源を獲得することができます。

通常版よりも戦略性が高まり、より奥深いゲームを楽しむことができます。

カタン:キャリーケース版

値段プレイ人数プレイ時間対象年齢
2,018円~3~4人60分8歳以上

通常版をぎゅっと凝縮したキャリーケース版が登場しました!コンパクトなため、旅行先などに持ち運びやすくなっています。

また、キャリーケースということもあり、中の箱はアルミ製のアタッシュケースとなっており、強度も十分です。

まとめ

新しく発売されたカタン:ジュニア版について解説しました。

カタン:ジュニア版は、カタンを初めて遊んでみたい方や、小学生ぐらいの子供と遊ぶのに最適なボードゲームです!

私も慣れてきたら、スタンダード版→拡張版と遊んで、カタンの世界に触れていきたいと思います。

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